きぬなう

日常の記録

またここに来ました

今日はとても涼しいので図書館まで足を伸ばしてみた。足を伸ばしてみた、と言うといつもの行動半径から少し遠いところにある図書館に行ったのだろうと思うだろうが、実際うちとその図書館の距離を知ったら怒られそうだ。自宅から最寄の駅までこれより何倍も長い距離を毎朝歩いている人もたくさんいるだろう、と言うくらい近い。

引っ越しは数回しているものの、すごく長い間同じ区内に住んでいるので、その図書館には昔から通っている。今も変わらずこじんまり地味にその界隈に馴染んでいて、児童図書が二階、専門書が地下にあるので、雑誌や小説がある一階は商店街の喫茶店みたいにのんびりと時間が流れているし、壁際の古びたソファ席はおじいさん率が高めなところも気に入っている。

昔から通ってはいるがそうしょっちゅう行っているわけでもないので、行くと大体最初に雑誌をパラパラめくってから小説や漫画のコーナーを物色する。大きくないし新しくもないその図書館は置いてある小説や漫画も最近出たものはあまりなく、数も種類も少ないけれど、逆に今風のオシャレな書店じゃ絶対に真似できない奇跡的なセレクトで、思ってもいない作家の思ってもみなかった作品を読む楽しさがある。昔読んだ本をもう一度借りることもある。話題の書籍もエッジの効いたファッション誌もカフェラテも、もういらんな私〜…としみじみ思いながら、ソファ席がおじいさんでいっぱいだったので数冊借りて帰宅する。

そして私がそこにせっせと通うのは、昔から決まって無職でお金がなくて時間がたーっぷりとある時だけなのだ。