きぬなう

日常の記録

どうかお気をつけて

先日銀行に行った時のこと。

ATMでお金を引き出して帰ろうとした時に、出入り口自動ドアの手前に一台だけある通帳記帳専用の機械の前で、白髪のおじいちゃんが少し前かがみ気味になっていた。どうかしたのかな、と思って自動ドアを出る手前で何気なく振り返っておじいちゃんのサイドから様子を伺うと、おじいちゃんは直径10センチ以上の分厚い虫メガネで開いた預金通帳を必死にみていた。顔と通帳の距離は約10センチ、その間に虫メガネ、更によくみたら老眼鏡をかけていた。なのに数字がよく見えない!という苦悶の表情だ。

おじいちゃんは清潔できちんとした格好をしていて白髪も整えられている。当然あの通帳の数字の桁すごいことになってるんだろうなー、しかしおじいちゃん、ずっとあれをやっていたら誰かに狙われはしないか、とだんだん不安になってきた。老人狙いの詐欺のバリエーションも多様化している昨今、銀行の入り口であんなあからさまな状態はよろしくない。お困りですか、なんなら私が見て差し上げましょうか?と優しく話しかけられたら、お願いしますと言ってしまうのではないか…。

おじいちゃん危ないよ!

と口パクで呟きながら銀行を後にしたが、あの後おじいちゃんは無事数字を確認でき帰宅しただろうか。こんなことばかりが日々出かけるたびに気になってしょうがないのだ。